昨日ナイトCMへ向かう途中、大手家電量販店を訪れ乾電池を購入した。
特に割引は期待して居なかったのだが、定価の半値程度で入手出来た。
少し時間が有ったので、店内を一回りしてみたのだが客が数人と平日の夕方
営業時間帯にしては極端に少ない。
地方の家電量販店は週末客がメインなので、この程度の客入りは珍しくも
何とも無いのだが70年、80年代は平日でも可也り客が居た様に感じる。
家電ブームと云うか、もう既に国内でモノが売れる時代は過ぎている。
目新しくとも購入意欲をそそられる商品は全く無い。
そう、日本人の生活スタイルが様変わりしているのだ。この影響が大きい。
テレビジョン受像機とか良い例で、様々な機能を追加してもポンポンと買い替え
する層は居るのかと疑問を感じぜざる得ない。
また、放送コンテンツやフォーマットに飽き飽きして居る層も高い。
ある調査によると、テレビを視聴する層は老人が圧倒的の様だ。
既に情報産業としての役割は終了しているのである。
未だにテレビに拘っているメーカにシ○ープがある。
馬鹿の一つ覚えで、テレビ液晶事業が落ち目で会社が倒産する寸前の元凶
だったのにまだやっている(笑)
横幅2m近くのアク○スシリーズなど誰が買うのだろう?
以前からシ○ープの体質については各方面で異論が噴出して居るのだが
経営者が外国人に成っても社内の日本人の意識は変わって居ない様に思える。
テレビ(液晶)事業から脱却したくない執念とも粘着とも云える異常さだ。
(尤も液晶事業が無くなったらシ○ープに何が残るのか疑問だが)
筆者はシ○ープの某工場に製造装置を納入していたのだが、各工場を回ると
稼動率が低い。他のメーカではバンバンとタクト(1工程製造に要する時間)を
切り詰めてこれでもかと稼働率を上げるのだが、シ○ープの場合は要求度が
厳しい割には、数ヶ月もするとタクトを下げて仕舞うのである(笑)
要は生産工程設計時から無理矛盾の抱き合わせで、要求も理解に苦しむ事が
多い。担当者の異動も頻繁で、誰がGOを出すのか決裁者すら曖昧な事が
多かった様に思える。
また、装置納入後も都度改造要求があり担当者泣かせの要注意企業でもある。
長年の悪い積み重ねが生産現場でも起きており、社内体質が歪んだもので
有った様だ。
さて、そのシ○ープだが買収後からおかしな商品を出すようになったようだ。
ロボ○ンとかなるネーミングで実に方向性が定まらない玩具をマジで売りたい
様だ。
何かヤケクソで無理矢理、仕事を作って居る感じを受ける。
また、時代遅れの太陽光パネル発電装置も未だに販売しているようで
これでは第二、第三の経営危機が再度訪れそうである。(※)
(※一般住宅から電力線と接続する系統連携の容量は、各電力とも既に満杯
状態である。つまり設置しても売電出来なくなる可能性が高い)
商品ラインナップを縮小する所か、売れないモノを更に作って首を絞めている
状態から脱却する気は無い様だ。
無理に国内へ商品を供給する必要は無く、海外販売に的を絞った方が
企業として収益が上向くと思うが、これも又難しい課題だ。
(東南アジア方面の小国ではある程度シェアは確保出来ているが・・)
外国人経営者のテリー某なる男の手腕が一体どんな物であるか、数年先に
明らかになると思うが、古くからの企業体質は直ぐには変えられない。※
※最近ではテリー某の指示により手放した本社ビルを買い戻す事を検討したり
またコストが増えそうな事をしている。この代表者も何を考えて居るのか
予測不能だ。(ビル買戻しは日本側からの我侭な要求だと思う)
漏れ聞く話に寄ると、まだ癌になる人物が数名仕切って居る様であり
中々、出て行かないとの話だ・・・