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Channel: 極私的10mAM 無線通信研究所
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雷雲

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本記事は7/31 午後の運用編。

午前中、微かにQSBを伴い乍ら入感していた10mAMだが
昼近くから雷雲の接近を予感させられるパルスノイズが不定期に飛び込む様に成った。
数秒置きにパリッパリリ・・・と空電ノイズが目立つ。

ノイズブランカを入れるが、そうすると肝心のシグナルが消えてしまうので
ある程度強い局で無ければ交信が出来ない。

・・・・

何方かが405近辺を聴いて居る様な気がしたので、CQを出す事にする。
数度目のコールで1エリアのNさんからコールバック有り。
空電に遮られ3回目でコールサインが取れる。
お互い、タイミング良く繋がりラグチューを試みるがフェードアウトが発生。

この様子だと電離層が動いて居る為、交信可能な時間は10分程度と見込む。
更にCQ。不思議な事に、パルスノイズと共にまたもや1エリアからコールバック有。

都内固定のTさんだ。約3週間振りだが、都内は熱風湿度共に高くやってられない
との事。朝から聴いて居るが1エリアでもQSB大らしい。
AM拡張周波数拡大運動に対して理解を示して頂き、更に上の周波数も使用出来る
か実験にお付き合いして頂く。

最初405でQSO頂き、順次10KHZ毎に上ってRSレポート比較を繰り返す
が、455を境に急にメリットが悪くなるようだ。
本日の伝搬状況と臨界周波数との絡み・・・様々な条件がある事を話し合い
ファイナルと成った。

その後、CQを出して見るが雷雲は益々近づき、ゴロゴロと不気味な音が
窓の外から聞こえる。数度目の雷鳴でノイズに変化があり、Esは消失した様だ。

電離層は雲より高い位置にある為、下層側の気象霍乱に対して影響を受けない筈で
有るのだが、雷のエネルギーによりイオン励起がオフセットされて仕舞う珍しい
現象を目の当たりにした・・・

例のキングソロモンの法則も、下層側気象を元にした経験則だが、電離層異常には
様々な要因が関係する事を今更考えた・・・

夕方の現在、目立った入感は無い。各局交信有難う御座いました。又、次回。

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