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Channel: 極私的10mAM 無線通信研究所
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時代との逆行(トライアンフ タイプライター)

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時代との逆行

全国20人位の手動タイプライターマニアの皆さんこんちは。

本ブログを訪れている方は十分承知だと思いますが、筆者はヒネクレ者です。(笑)
今日は無線と少し関係のある話。

・・・・

海外の美術品オークションを覗くと、贋作からレアな作品まで実にバラエティ豊か。

荒れた?筆者の心を満たす為に、安物のアンティークや怪しげな画をたまに購入
する事があるんです。(そのせいで、かねが年中無い)

誰だ!?ヌードばかり買ってると云うヤツは!(笑)

落札後の取引は国内のヤフオクと同じでメールやフォームを使ってやりとり。
面白い作品を出品する画商は決まって居て、何回か同じ業者と取引する事も
あります。

送金はカードを使って行うのですが、海外では決済システムエラーが起こる事が
多く海外銀行送金で行う場合があり銀行手数料とレート上乗せが悩みの種。

・・・・・

2,3ヶ月に1回画商から直接エアメールが来るようになりました。

内容は他愛も無い文や礼状なのですが、日本国内のレターと違う部分が有る事に

気づきました。

それは、レターが全てタイプライターで打たれて居る事。しかも小洒落た
レターヘッドで何だか高級で気分的に引きます(笑)

どうやら筆者と同じで、時代に逆行しているようです。
こちとら、無味乾燥なPCのワードで書いた文章をレーザプリンタでアウトプット
して何だが文化のコンプレックスを感じる始末(笑)

タイプライターですから、カーボンコピー(同じ文章)は1枚しか取れません。
(カーボンコピー;カーボン紙を挟んでコピーする事 もはや絶滅した事務作業)
恐れ入ります・・・

筆者も何度か、プリンタで打ちエアメールしたんですが先方からどう思われて
いるのか(笑)気になるようになりました。

先方が手間を掛けて、書いているのに当方は事務的なプリント。これはいけない。
(恐らく、文化を理解しないイエローモンキーだと思われてるに違いない むむう)
しょうがないので、長文を手動タイプで行う事を決意。

(PCに慣れてしまったせいで、タイプのキーが重く腱鞘炎発生の可能性大 笑)

しかし・・・・

先日の記事で、BCLベリカード請求やデータ作成用に使っている
オリンピア製のタイプライターが故障した件を書きました。

イメージ 7
(現物は修理屋寄付でもう無いので、WEB画像を拝借 トラベラーデラックス)

修理業者に現物を送ったのですが、いい所まで修理作業は進んでいるとの中間
報告を受けて居ましたが、結局キーパーツの入手が不可能で修理を断念せざる
得ない事に。結局、部品取りで寄付させて頂きました。
(日本で一番の修理屋に断られた さようなら俺のオリンピア)

むむう・・・無いと困るので、中古タイプライターを入手。
西ドイツのトライアンフ社のガブリエール12インチです。

イメージ 1
(数字の1番があると云う事はJAローカライズ仕様?)

ここで、タイプライター3強を紹介。(随分昔の話ですが・・・)

日本では和文が主流なので英文タイプは馴染みがないかも知れませんが
海外では未だに現役です。(国内でもインボイス打ちや外務省で使われて居ます)

1位 イタリー※1 オリベッティ(現在はメンテナンスのみ)
2位 ドイツ※2   トライアンフアドラー(同上 元々はバイク屋)
3位 米国※3   IBM(タイプライター事業撤退)

※1 スパゲチーの国(本国では飯がまずい キャピキャピ あーおいしー
              とか云う女子は舌がおかしいんじゃねーのか? 笑)

※2 イモ野郎(年中寒い国で頑固者、人種差別主義者多し)

※3 リサイクル概念が無い無節操な国、全員適当くさい 実はケチ

それぞれのメーカは特徴があり、米IBMに関しては手動タイプから早々に電動
タイプへ移行しました。(現在のPC用プリンタの特許は殆どIBMが所有)

オリベッティは手動タイプに定評があり、独特のキータッチでタイプに慣れた
方なら相当綺麗に打て現在でも人気があります。
(PC事業にシフトしたけどダメみたい)

トライアンフアドラー(合併後の社名)は故障知らずでありビジネス用
タイプライタでは愛用する方も多い様です。

トライアンフを使うのは初めてですが、入手したガブリエール12は
生産が西ドイツでは無く、日本国内でのOEM生産モデルでした。
(生産はブラザー工業?っぽい 生産時期は1970年代だと思う)

イメージ 2

さて、中古現物が到着したので各キーやキャリッジの動作を確認した所
メカ部は概ね良好のようです。

イメージ 3
(実にメカメカしい)

OEM生産品でも1970年代の品物は驚異的なライフの物が多い為
安心して、これからも使い続ける事が出来そうな気配。

摺動部や、アームホルダ、ロッドピン、ギヤにスピンドル油(ミシン油)を
少し注油しただけで驚く程、良い動きになりました。

イメージ 4
(エンボス打刻ヘッド部がキモい)

ガチャ、ガチャ、チーン(合掌)

イメージ 5
(キーは非常に頑丈)

マージンリミットを知らせるベルがオリンピアより小さいようです。
夜中も?家人に遠慮する事無く使えそう。

さて、慣らし運転で長文をグダグタ打ちましょうか・・・・

例えば・・・

DOKUIRI  KIKEN   TABETARA SHI-NU DE
どくいり きけん たべたら しぬで

KEISHI-CHO KARA SHIBUYA CENTER POLE WO DASHITE
警視庁      から   渋谷   センターポール   を  出して
 IRU 40ZENGO NO OTOKO
 居る 40前後 の  男

ここら辺で止めときます。

イメージ 6

DE 10meters AM selfishness Labo / DOINAKA-JAPAN

※今更、手動タイプを入手されたい方はインクリボン規格に注意。
 ヘンテコなサイズが稀にあるので、リボン入手に難が有ります。
 無名メーカ品は避けた方が良いです。

で、手動タイプライターに興味の持った方は下記の無料映画を見るべし。
(消される可能性大) 面白いよ。
製作 2013年 フランス 映画タイトル タイピスト!(字幕スーパー)


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