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Channel: 極私的10mAM 無線通信研究所
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真空管を交換する

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今日の10mAM国内は非常に好調だったが、昼頃に原因不明の
シグナル落ち込みがあり不思議に感じてリグの点検をしていたら
どうやら受信用真空管6BA6の寿命が来ていたようである。

1週間程前から、ヒータを点火しても復調音がスピーカから
出る迄に90秒近く掛かるのが気になっていたのだが
肝心な時にお釈迦になるとはタイミングが悪い。

受信が悪いとあの野郎はツンボだと、速攻で悪評が立つ世界なので
直ぐに交換だ。

急いで作業したので画像無しで失礼 いつも字ばっかりで 笑

一般的に受信管の寿命は長いと云われるが、セットの稼働状態
やプレート電圧が適正で無いと短くなる。

筆者のセット〈VT-101〉の場合 一日の通電時間は約10時間前後
休日は18時間程度である。
(要は家にいる時は付けっ放し)

単純にミニマムベースで積算すると一年で3650~4500時間である。
6BA6のサイクル寿命は一般的に2万時間と云われるが、VT101の
セットは内部温度が高い。そのために劣化が加速したと考えて居る。

前回の交換時期は1年程前だったと思う。
基本的に装置やセットに関しては容赦無く酷使するスタイルなので
筆者の周りにある無線機も過酷な状況なのだ。

今回は以前に1エリアへ戻った際に購入した、シルバニア製の球を
入れて見た。暫く様子見なのだが、入感信号がSメータ換算で
1、5目盛上がったので良しとしたいと思う。

但し、気掛かりなのは多少復調音がノイズっぽいのだ・・・
段間コイルで同調を取っても良いのだが、工場出荷段階では
松下純正の球で調整されているので、次回のリプレースを考えると
安易な調整は避けたいと考えて居る。

球の交換後、数十分間 他局の信号をマーカ変わりにで聴いてみたが
落ち着く迄に数日掛かる感じがする。

その後CQを出したら1エリア局と繋がり交信するが、変調が
崩れて居ると指摘された。

受信球を交換したら変調が崩れるとは不思議?なのだが、セットを
下ろした時に付帯機器のノイズゲート、コンプレッサのダイヤルに
触れてしまい各ダイヤルがズレてしまった様だ。

セットポイントにシールを貼って、目印にしていたのだが
それも乾燥で剥がれ落ちてしまった。

しょうがないので電波をモニタしながら戻す作業を行う。
誰も聴いていないと思うが、今からテストする旨適当にアナウンス
する。

オシロ画面を睨み、アーウー方でギリギリまで追い込んでPTTを
離した瞬間に、各局から大丈夫戻ったとのアンサーがグワーと
入って来る。

恥ずかしい所を聴かれてしまったが、いつも交信頂く局長の
みなさんなので筆者の聴感より当てになる筈だと納得する 笑

意外と調整の風景を聴いてる様で、少し驚いた。

モニター?各局 QSO各局有難う御座いました。
余り調整のステップを明らかにしたくない 秘密の変調 笑

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