筆者が良く使う3,5ミリプラグメーカにトモカ電気がある。
店舗によって価格がバラバラであるが、200円から250円近辺で販売されて
いるようだ。
海外オーディオメーカ品には数千円もする3,5ミリプラグもあるのだが
今回の話しでは割愛させて頂きたい・・・・(自作派にとって現実的で無い為)
プラグ系全般に云える事だが、Agコーティング(鍍金)がされていない品種は
長期使用で酸化膜が発生し接触不良の原因となり、嫌な雑音を発生させ
自作品の出来が悪いのか、回路素子に起因する物なのか疑心暗鬼になる時が
稀に有る。
そのため無用なエラーを避ける為、汎用品より少し割高ではあるがAgコート品を
使って居る。
さて、底値200円と云えども中継コード等を作ると完成品を購入した方が安いと
いう馬鹿馬鹿しい事が有る。
そこで、トモカ電気純正品プラグと同等の性能を担保出来、尚且つ安い互換品を
探した所FBな品物に出会えた・・・・
(加工は、ほぼ同一)
画像左はトモカ電気純正品3,5ミリプラグ。右は何とも派手な互換品。
(ステレオ、モノ の違いは有るが)
(セパレータはポリ、菱チューブと違いは有る 一応メイドインジャパン)
ゴールドの方はOEM品だと思って居る。(若しくは逆 同一工場で作っているのか?)
実際に接触抵抗を精密計測して見た所、両者は微妙に異なるがほぼ同一の
抵抗値を示した。
単純にAgコーティング厚さが違うのであろうと推察する。
長期使用で抜き差しを反復し、コーティング硬さ(摩滅)を見たいと思うが
十分実用になるだろうと思う。
(日本製と刻印されているので、安かろ悪かろの中華製より信頼感は有る)※
入手単価は1ピースあたり約46円。トモカ製の4分の1以下の価格だ。
丹念に探すと、国産部品でも十分コストダウン可能である・・・
(46円だがパッチケーブルを大量に作ると価格差はでかい)
(コストを馬鹿にするとシャープの如き目に遭うのは確実だ)
※中華部品はリードメッキの掛け方や仕上に問題があるパターンが多い。
安くても、後の保守を考えると銭失いであるので自作と云えども敬遠した方が
良いと思う。(JAPANと刻印があっても偽物が多いので悪質なのだが)