11月20日付けのJARLメルマガでの既報の通り、個人賛助会員と云う名の
寄付集めが始まったようである。
無線関連の団体やメーカは、無線趣味人口の減少から資金繰りに窮して
居る様に見える。
JARL会員数は今年に入ってから、僅かに微増しているがJARLニュース等に
掲載されている事業活動収支を精査すると毎年数千人規模で正員が増加しないと
経営破綻するのは後年眼に見えて居る。
今年はJARL設立89年(90年とは銘打ってるが)であり、様々な活動を通じて
会員を増やすとあるが、この様子だと宛てが外れて居るらしい。
今迄は、無線機器メーカからのお布施があったのだがそれでも毎年発生する
損金穴埋めにならず個人お布施募集と云う有様である。
更に、個人賛助会員はアマ無線資格を持たなくてもOKとの事なので
死に者狂いで現金資産を増やそうとしており醜悪である。
ここまでは、何とか懐事情を考えて仕方無い処置だと思うが揉めそうなネタが
ある。
それは、アマ無線資格が無い者の出資者にもコールブックを進呈するとの事だ。
コールブックの位置付けは個人情報の塊である。
これは大変な危険を孕んで居る。今時、性善説で成り立つ世の中では無く
詐欺やそれに準じる犯罪が蔓延っている。
名簿屋然り、それに利用されないかと云う危惧である。
恐らく、暫く経つと問題になるだろう。
その時はJARLはどう責任を取るのであろうか?
最近のJARLは問題だらけである。
ライフメンバー問題を発端として、TSS事件、不透明な山奥の土地購入
QSL転送妨害事件など1年に1回は内紛と裁判沙汰を発生させている。
もはや、正常な組織運営が不可能なのは会員自身感じているのであろうが
如何せんQSLカード業務を人質に取られているので、(その時)が来るまで
静観というパターンである。
前回、海外のビューローの運営状況について少し書いたが資金繰りが厳しい
時には、外部委託を絞り支出を抑えボランティアで運営を行って居る現状を
紹介したが、JARLの老害には現状が理解出来て居ない様で有る。
(このようなカードも印刷経費の無駄である)
今迄、現状変更を行う者に対して既存組織の理事なり役員が一丸となり
排除をしている結果が現在の諸問題に通じている。
更に、JARL自体趣味の組織であるので時間軸の捉え方が非常に鈍く
故意に、問題解決を遅らせて居るようにも見える。
降って湧いたような個人賛助会員枠だが、これまでのJARLの姿勢を見て
(ハイそうですか)と1口1万を出す御人好しは居ないだろう。
その内に10口以上は金盾進呈等、名誉欲を擽る資金収集方法に変節する
筈である。(赤十字社の活動を真似するのかも知れない)
今後も趣味の無線を巡る環境は、金銭的部分のみ着目すると益々厳しく
なるだろう。金の掛る趣味だけに各人の意識はシビア傾向である。
シビアな話題と云えば昨日、WEB中継された某社の新機種開発説明も酷かった。
当人は資金を溶かしたのに、反省の色も見せず消極的な説明で一部
質問を嘲笑うかの如くの振る舞いで、何等確実な物は得られなかった感がある。
更に、早く説明を終わらせたいのか逃げの姿勢が随所に見られた。
JARL、某社も資金を集めたいならば相応の詳細説明を真摯に行う必要がある。
この年代の爺は、今一つ感性や状況把握能力、説明方法に支障を来している感が
ある。単なる仲良しグループの運営と思ったら大きな間違いである。
JARLも然り、某無線機メーカも駄目だと思ったら傷口が深くなる前に
素早いアクションをして決断する時期に来ている。
経営センスが無かったら、後人へ譲るか抜本解決手段を見つける不断の努力
が必要であろう。
銀座クラブのママの如く、抜群の魅力や投資した見返りが無ければ
パトロンは現れないのである。